はじまり

お願い

このサイトでは、潰瘍性大腸炎の実体験をもとに、食べられる食品や便利グッズなどを紹介しています。これらは、私自身の実体験に基づいて紹介していますが、ご覧になられている方に合うかはわかりません。もしお試しになられる場合、体調・体質に十分注意しながら参考程度に留めていただければとおもいます。

私が潰瘍性大腸炎の診断を受けるまで

(2012年3月中旬)

はじめは本当にお腹のかすかな違和感から始まりました。
しかも、その直前に風邪っぽい症状があったことから、「まだ完治していないんだな~」程度の軽い気持ちでいました。

しかし、一週間しても違和感はますばかり。
痛みまで出始めたので、内科にかかることにしました。
そこでの診断は、急性胃腸炎か細菌性の胃腸炎。
整腸剤をもらうだけで、終わりでした。
医者曰く、一週間程度で治ることが多い、とのこと。

薬を飲んでも全然改善されない&とうとう下痢になり始めたので、もう一度診察にかかります。
今度は腸炎という診断で、別の薬を処方されて終わり。
私も一日我慢したものの、その薬を飲んでも、どうにもならない痛みがあり続けたので、再受診。
頓服薬の痛み止めが出ました。
このときでも、下痢は一日数回程度、我慢出来ないことはありませんでした。

あまりにも辛い状況&自宅に誰もいなかったので、職場から実家に直接帰りました。
しかし、帰りの電車の中で辛さがピークに達してしまいます。
吐き気、腹痛、頭がのぼせる感じ、などひどい状況で、座っているのもぎりぎりでした。
結局、ちょっと高く付きましたが、途中で電車を降りてタクシーで帰宅です。

土曜は、実家でおかゆなどを食べながら休んでいるものの、全然よくなりません。
結局、日曜に再度同じ病院にかかります。
診断、対応は何も変わらず。

(2012年3月26日)

もう一度同じ病院にかかりますが、検査してほしいということを事前に伝えてから行きました。
その病院では、すぐの検査はできないので別の病院を紹介する、ということです。
すぐ次の病院に行ったところ、39.5度の熱もあり、即日入院になりました。

この日から、一切食事を取らず、点滴と水のみの生活がはじまります。
この時には一日十数回の下痢でした。

(2012年3月27日~28日)

特別な治療はなしに、点滴と薬のみ。
一番つらかったのがこの頃ですかね。
原因もわからず、検査もせず、ひたすら維持しているだけ……。

あと、エコー(超音波の検査)と検便をやりました。
下痢に少しだけ血が混じっている気がしました。

(2012年3月29日)

実家のそばの病院に転院を申し出て、退院しました。
(理由は入院生活が嫁への負担が大きすぎたため)
その日は実家に移動だけしました。

下痢の回数は少し落ち着きます(十回程度)。

(2012年3月30日)

実家のそばの病院を受診。
やったけんさは血液検査、問診、くらいだったかな。
このあたりは意識がはっきりしていなくてよく覚えていません。

その結果、肝臓の炎症値が上がっているということ。
薬の影響なのか、別の影響なのかはわからないけどそこっぽいかなー、と。

とりあえずその日はすべての薬をやめて帰宅。
脱水とか痛みとか黄疸とか出たら、夜間でもすぐに来ること、と言われました。
劇症化すると危ないから、らしいです。

(2012年3月31日~4月1日)

再受診。
入院を勧められました(たぶん、ドクターの中では入院を決めていたのでしょう)
めったに入院させない病院で入院を勧められる事態。
ちょっと不安になりますね。

入院のために血液検査、CT、レントゲン、心電図、をやりました。
このあとは血液検査こそあったものの、点滴して水飲んで過ごしました。

(2012年4月2日)

ドクターチームが決まります。
朝と夕方見に来てくれます。
血液検査の結果や今後どうしていくかなどを細かく説明されます。

基本方針は下痢の回数が落ち着いたら、検査していく、ということでした。
便に血が混じっていることを伝えたら、即調べられました(おしりに指突っ込まれ……)。

このあたりから、特殊な腸炎でないかは検査するよーって言われるわけです。
下痢は一日に6~7回程度です。

(2012年4月3日~4月6日)

胃カメラ、腸カメラを実施。
胃はとりあえず問題なし、腸カメラではじめて病名が発覚。

たまたま居合わせた母親と説明を聞き、潰瘍性大腸炎ということがわかりました。
私よりも母親のほうがショックを受けていたのが印象的でした。

潰瘍性大腸炎ってどんな病気?

これはいろいろなサイトでも書かれているのでここではざっくり。
・下痢、血便、腹痛、頻便。
・活動期と寛解期を繰り返す。
・根本原因、治療方法はわかっていない。
・難病指定を受けている。

補足とか(1)

いくつか端折っていますが、大体の流れはこんなです。
私の場合は潰瘍性大腸炎を疑うのがちょっと遅かったらしいです。
それは血便が少なかった、ためです。
潰瘍性大腸炎は、多くの場合、血便→病院→発覚という流れをたどるらしいのです。

ドクターが便の回数(十数回とか)を変と感じて、詳細な検査をしてくれていなかったら、未だに変な腹痛に悩まされていたかもしれません。
そして、食生活とか意識せずに劇症化して、大腸全摘出になっていたかもしれません。
そう思うと、良いドクターに出会えたことに感謝ですね。

補足とか(2)

潰瘍性大腸炎は、個人差が非常に激しいみたいです。
たとえば、お肉の油は平気でも、青魚の油はダメ、という人もいるみたいです。
十年間病院にも行かず、寛解期を続けられる人もいるらしいです。
薬を飲んでいても十数年間下痢が止まらない人もいるらしいです。

私も潰瘍性大腸炎一年生なので、まずは何が自分にとって良いのか探している最中です。
自分にあった、良い生活を送りたいものですね。

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